第一コラムラボ

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【編集は語る】圧倒的感謝!漢文担当うさぎの2025年熱量ポストランキング解説!!

Nano banana+Photoshop

 

こんにちは、第一学習社編集部で主に国語の漢文教材の製作を担当している「うさぎ」です!同時に、公式X(旧Twitter)の中の人(ポストメンバー)としても活動しています。

2025年は、春から始まった大規模な「学参・国語便覧ブーム」によって、当社の公式Xにもかつてないほどの注目が集まりました。

おかげさまで、私の漢文愛のブレーキが完全に壊れ、例年以上に限界突破したポストを量産することに……。

そこで今回は! 漢文担当うさぎが2025年に解き放ったポストの中から、とくに反響(インプレッション)の大きかったトップ5を、投稿時の裏話とともにランキング形式で大発表いたします!!

 

第5位:希代の悪女から悲劇の美女まで! ミステリアスな中国の後宮

インプレッション:1.6万 いいね:103 リポスト:3 (※いずれも2026年4月末時点)

 

便覧ブームは、文学とサブカルチャーの関わりを紹介した特集ページから始まりました。ブームの火を絶やすまいと、大人気アニメ『薬屋のひとりごと』のビッグタイトルをお借りして、歴史系漢文ネタを投下したのがこちらです。

作品の舞台である「後宮」に実在した有名女性たちを、関連する文学やサブカル作品を交えて時代順に紹介していったのですが……。

いざ書き始めると、個性豊かな(というか、癖が強すぎる)女性たちの驚きに満ちたエピソードの数々に私のパッションが爆発!筆が進みまくった結果、最終的な文字数はなんと怒涛の「2256文字」!!

Xのポストとはいったい何だったのか。我ながら文字数の暴力が凄まじいです(笑)

ちなみに、紹介した女性はこちら。

個性豊かな後宮の女性たち

 

投稿後、漫画『封神演義』(藤崎竜先生作)の大ファンである同僚から、「よくぞ妲己(だっき)ちゃんを取り上げてくれたァァァ!」 と歓喜の声をもらいました。いくら歴史に名を残す亡国の美女とはいえ、令和のオフィスで「ちゃん」付けで親しまれるあたり、人類の平和を感じます。

 

▼漫画『封神演義』の沼にはまりたい方はまずこちらから

shonenjumpplus.com

▼「中国史大好き!」「長文上等!」という猛者はこちらをクリック!

 

『封神演義』は、つい最近コミックチャームコレクションのキーホルダーガチャが話題だったね。

JCの表紙懐かしいですねえ~。

 

 

第4位:台湾発の諸子百家をモチーフにした乙女ゲーム

インプレッション:3.3万 いいね:619 リポスト:214 (※いずれも2026年4月末時点)

 

便覧ブームの勢いに感謝する形で公開したコラムラボの『文豪とアルケミスト』座談会記事(後編)。そのラストで、私はテンションが上がりすぎて「『文アル』の漢文版がほしい!!」という無茶な要望をぶちかまし、先方の担当者さまをリアルに困惑させてしまいました(あの節は本当に申し訳ありませんでした……)。

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しかし!ネットの世界は広い!

後日、Xのフォロワーさんから「春秋戦国時代の『諸子百家』と恋愛できるアドベンチャーゲームなら台湾にありますよ。」との神情報が舞い込んできたのです!

その名も、『東周列萌志』!!

store.steampowered.com

 

なんと、現代の女子大生が春秋戦国時代にタイムスリップし、儒家や墨家・道家などのイケメン思想家たちと 𝓛𝓸𝓿𝓮 𝓼𝓽𝓸𝓻𝔂 を展開するのだとか。

もとの時代に戻るか、あるいは推しの思想家とともに紀元前の過去に生きるか……ラストでは「究極の選択」を迫られることになりそうです。

いや、未プレイなんでわかりませんが……。

歴史の教科書に出てくるお堅い思想家たちが、まさか二千数百年の時を経て乙女ゲームの攻略対象になるとは、孔子も孟子も夢にも思わなかったでしょうね。

 

▼台湾の「萌」に魂を揺さぶられた方はこちら

 

▼開発担当者さまを困惑させた問題の座談会記事はこちら

columnlab.net

 

まずはFGO第一部クリアしようか。

はい。

 

第3位:すべてはここから始まった… 元祖「漢文怪文書」ポスト

インプレッション:3.5万 いいね:244 リポスト:136 (※いずれも2026年4月末時点)

 

何かと「古典不要論」が叫ばれる昨今、SNSなどでは「漢文なんて勉強しても人生の役に立たない」「意味がわからない」といった悲しい言葉をよく目にします。

過去には有識者や高校生有志による「古典は本当に必要なのか」を巡るガチのシンポジウムも開かれるほど、根深い問題です。

▼当時の議論の熱量がわかる書籍たち

・2019年:「古典は本当に必要なのか」書籍版

・2020年:「高校に古典は本当に必要なのか」書籍版

 

漢文の教科書作りに命を懸けている身として、この現状への危機感と、「漢文って本当はめちゃくちゃおもしろいんだよ!!」という魂の叫びを、どうしても世間に伝えたくなりました。

そして、いざ画面に向かった結果……。

溢れ出るパッションが蛇口の壊れた水道のごとくブシャアアアと噴き出し、気づけば1292文字の熱烈なラブレター(?)が完成。そのあまりの文字量と、中身の泥臭い熱量がタイムラインを震撼させ、いまだかつてないほどの特大の反響をいただきました!

味を占めた私は、これ以降も「140文字でつぶやく」というXの根本的ルールを無視した長文投稿を連発。社内のポストメンバーからは、畏敬の念(?)を込めて「漢文怪文書」と呼ばれるようになりました。

誰もこの私のほとばしるパッションを止めることはできないのです!!(暴走)

 

「怪文書」投稿後の社内チャット

▼うさぎの脳内から直接出力された熱量を浴びたい方はこちら

 

ちゃんとブルーバッジ取ってるから安心して暴走していいよ。

普段の会話でも「次の怪文書はどうしましょうか。」って話してますもんね。

 

【閑話休題】~奥深い「さらに表示」芸の世界~

第3位の元祖・怪文書の引用リプ欄に、「これが漢文界の『さらに表示』芸…!」というコメントを見つけました。

「さらに表示」芸……? いったい何ぞや?? と思って調べてみたところ、Xのプロたちが使う高等テクニックだったのです。

長文をポストすると、最初の140文字だけが表示され、残りは「さらに表示」というボタンの向こうに隠れますよね。この仕様を逆手に取り、冒頭の140文字を「えっ、この先どうなるの!?」と死ぬほど気になる内容にして、読者にクリックを強要させる(笑)手法のことでした。

「さらに表示」芸

 

自分の怪文書を見返してみたら、なんと全くの偶然でこの黄金パターンが成立していました!!

狙ってやっていなかったあたりが逆に怖いですが、怪文書が多くの人に読まれたのは、このラッキーな仕様の恩恵もあったようです。

Xの世界、知れば知るほど奥が深いです。

 

第2位:三国志しか勝たん! 知られざる曹操の文人的側面

インプレッション:3.8万 いいね:419 リポスト:162 (※いずれも2026年4月末時点)

 

「三国志の曹操」と聞くと、誰もが「冷徹で知略に長けた乱世の奸雄」をイメージしますよね。

しかし! 漢文クラスタにとっての曹操は、「超一流の文化人」という側面も持った、多面的天才なのです!!

このポストでは、彼が残した文学的功績や、学者としての顔、文化統治者としての偉大さなど、世間のイメージを覆す意外な一面に光を当てました。

案の定、タイムラインにおける「三国志」の訴求力は凄まじく、閲覧数がグングン伸びていきました。

ちなみに、第3位の怪文書の直後ということもあり、こちらも総字数1778字の超大作。しかも今回はテキストだけでなく、文中に登場する曹操の名作「短歌行」を、SNS担当(当コラムラボ編集長)に頼んで超美麗なグラフィック画像にしてもらいました!

 

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画像をもらいに行った際、「なんと、この曹操のイラストもベクター化(拡大しても画質が荒れないデータ化)しているのである!」 と謎のこだわりを熱弁してくれました。

▼曹操の未知の一面が気になって眠れない方はこちら

 

ベクター化するとさ、無限拡大して画像が荒れないのなんか楽しいんだよね。

分からない世界だ……。

 

 

第1位:分野横断の奇跡!! 地理×漢文ネタの神コラボ

インプレッション:12万 いいね:974 リポスト:162 (※いずれも2026年4月末時点)

 

栄えある第1位は、偶然の出会いから生まれた異色コラボでした。

12月5日の「世界土壌デー」に合わせ、社内の地理担当者が「中国では土の色のイメージは黄色」というマニアックかつ興味深いポストを投稿したのです。

これを見た私の脳内に、電撃が走りました。「あ、それ漢文のあの名句と完全に繫がるやつじゃん……!」と。深く考えず、地理担当へのリプライ感覚で、漢文視点からの補足知識を軽い気持ちでシュッとつぶやきました。

するとこれが、おおもとの地理ポストの勢いも相まって、またたく間に大拡散!! 「地理×漢文」という、一見すると交わるはずのなかった2つの教科が、SNS上で奇跡の化学反応(シナジー)を起こした瞬間でした。

 

……ただ、ちょっと言わせてください。

あんなに夜なべして、魂を削り、何千文字もタイピングして生み出した我が子のような「長文怪文書」たちのインプレッションを、この軽めのコラボポストが3倍以上の数字で軽々とブチ抜いていったときの私の心境を。

うれしい……うれしいけれど、自分の魂の怪文書を愛するがゆえの嫉妬が、今も夜な夜な抑えきれません(涙目)

ネットのバズ、本当に予測不能です……。

▼教科の壁を超えた「地理×漢文」の奇跡のバズを目撃せよ!

 

せっかく主要科目は全部出版してるんだから、こういう科目横断コラボはもっと積極的にやっていきたいよね。

ゲスト参加した「べらぼう」の記事なんかは、歴史と古典の良いコラボコンテンツだと思いました。

あれはもっと読まれてもいいコンテンツ。

【編集部チャレンジ】「べらぼう」蔦重の敵?松平定信の「学問吟味」に第一学習社編集者が挑戦!~前編~ - 第一コラムラボ

【編集部チャレンジ】「べらぼう」蔦重の敵?松平定信の「学問吟味」に第一学習社編集者が挑戦!~後編~ - 第一コラムラボ

 

最後に:フォロワーの皆さまへの感謝と、これからの「漢文」へ

2025年の公式Xでの活動を振り返ってみると、ときに何千文字もの長文を垂れ流したり、ときに他教科に便乗したりと、「うさぎ」というハンドルネームには似つかわしくないほどアグレッシブに突き進んだ1年でした。

そんな私の暴走とも言える「漢文怪文書」を、温かい目で見守り、おもしろがって拡散してくださったフォロワーの皆さまには、本当に感謝の言葉しかありません。

SNSのタイムラインは流行の移り変わりが激しく、短い言葉が好まれる場所です。

しかし、そんなトレンドの真ん中で「千年以上前のガチガチの長文漢文ネタ」がこれほど多くの方に届き、楽しんでいただけたという事実は、教科書を作る私たちにとって大きな救いであり、希望です。

古典は決して「役に立たない過去の遺物」などではなく、現代のサブカルや最新のエンタメとも地続きで繫がっている、最高に刺激的なコンテンツなのです。

これからも第一学習社は、皆さんのタイムラインに「役立つ楽しさ」と「ちょっと濃いめの教養(たまに怪文書)」をお届けしてまいります!!