参議院選挙,誰に投票する?
第26回参議院議員通常選挙が,6月22日に公示されました。
7月10日(日)の投開票日に向けて,誰に投票しようかな,どの党に投票しようかなと悩んで いる人もいるのではないでしょうか。
ということで,投票先を決めるのに役立つサイトをまとめてみました!
何も考えずに投票所に行くのではなく,このような下調べをするだけで未来は変わってくるはずです。
参議院議員通常選挙について
投票先を考える前に,まずは参院選について少しおさらいしておきましょう。
参議院の定数は248人。解散はなく,3年ごとに半数が改選されます。
参院選では,①選挙区選挙と,②非拘束名簿式比例代表制が併用されています。
投票用紙も2枚ありますよ。
それぞれの投票用紙で,記入する事項が異なるので注意!
選挙区選挙
原則として都道府県単位で選挙区が設定されていますが,一部の県は合区です。
自分の選挙区の候補者の中から,一人を選んで個人名を記入します。
非拘束名簿式比例代表制
全国単位でおこなわれます。
候補者の個人名,または政党名のどちらかを記入します。
2022年参院選の立候補者一覧はこちら。
投票先を決めよう
さて,参院選の投票の流れを確認したところで,次は投票先を決めましょう!
といっても,各政党や候補者が掲げる公約を一つひとつ調べていくのはなかなか骨が折れます。
そこで,自分の考えと政党・候補者をマッチングするサイトをまとめてみました。
投票先を悩んでいる人は参考にしてみてください。
質問内容によりマッチング結果が異なったりするので、複数のマッチングサービスを比較してみるのも面白いかもしれません。
JAPANCHOICE2022参院選投票ナビ
NPO法人のMielka(ミエルカ)が運営するサービス。
14の質問に答えることで,自分の意見に最も近い政党がマッチングされます。
自分の志向をざっくりと知りたい人におすすめ。
特に重視するテーマがある人向けに,各政党の政策比較ができるページもあります。
選挙ドットコム
イチニ株式会社が運営するサービス。
政党マッチングや政策比較のほか,候補者に対してさまざまなテーマでアンケートを取り,その回答を比較することができます。
候補者個人の考えを深く知りたい人におすすめ。
その他マッチングサービス
そのほか,報道各社もマッチングサービスを展開しています。
気になる政党・候補者に目星をつけたら,各政党・候補者の活動について,さらに詳しく調べてみましょう。
番外編:議員pedia
NPO法人のMielka(ミエルカ)が運営する国会議員をさまざまな角度から分析・可視化したツール。
残念ながら,参議院議員については「準備中」とのことですが(2022年6月28日現在),面白いサイトなので紹介します。
- 女性の国会議員はどれぐらいいるか?
- 40歳未満の若い議員は?
- 世襲議員は?
- 民間企業出身者は?
など,さまざまな角度で議員を分類し,可視化しています。
いろいろな視点から国会議員を見てみましょう。
選挙に行こう!
投票先は決まりましたか?
候補者がこれまで実際にどんな活動をしているかは調べましたか?
決まったら投票に行ってみましょう!
投開票日は7月10日(日)です。
当日に用事がある人は期日前投票を,進学や単身赴任などで住民票のある地域から離れて暮らしている人は不在者投票制度を利用して投票することができます。
期日前投票所マップ
地図で,期日前投票所の場所を確認できます。
不在者投票制度の流れ
上記リンクの「不在者投票制度について知ろう」から、不在者投票制度の流れを確認できます。
不在者投票は時間がかかる場合が多いので,早めに準備しましょう。
「権利の上に眠るな」
最後に少し。
「権利の上に眠るな」。
これは女性参政権の獲得に向けて尽力した,市川房枝さんの有名なことばです。
私たちが選挙権をもっているのは,当たり前のことではありません。
先人たちが多くの苦労を重ねて,ようやく手に入れたものなのです。
自分なりによく考え,大切な一票を投じる先を決めましょう!
余談:ユポ紙の話。