衆議院選挙、誰に投票する?
第50回衆議院議員総選挙が、10月15日に公示されました。
10月27日(日)の投開票に向けて、誰に投票しようかな、どの党に投票しようかなと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
現代社会はSNSの発達もあり、多くの情報であふれています。メディア・リテラシーを身に付けないと、下のイラストのようなことに…
ということでこの記事では、投票先を決めるために役立つサイトをまとめてみました!
何も考えずに投票所に行くのではなく、バッチリと下調べをするだけで私たちの未来は変わってくるはずです。
衆議院議員総選挙について
投票先を考える前に、まずは衆院選についておさらいしておきましょう。
衆議院の定数は465人。小選挙区の定員289人と、比例代表の定員176人を組み合わせた小選挙区比例代表並立制です。
衆議院には解散があり、今回の選挙も解散により実施されるものです。
最高裁判所の裁判官の国民審査も同時に行われるため、投票用紙は全部で3枚あります。
それぞれの投票用紙で記入する事項が異なるので、注意が必要です。
小選挙区
都道府県内に複数の選挙区があり、それぞれの選挙区の候補者から、一人を選んで個人名を記入します。
比例代表制
全国を11個のブロックに分けておこなわれ、政党名を記入します。
2024年衆院選の立候補者一覧はこちら。
投票先を決めよう
さて、投票の流れを確認したところで、次は投票先を決めましょう!
といっても、各政党や候補者が掲げる公約を一つひとつ調べていくのはなかなか骨が折れます。
そこで、自分の考えと政党・候補者をマッチングするサイトをまとめてみました。
投票先を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
質問内容によりマッチング結果が異なったりするので、複数のマッチングサービスを比較してみるのも面白いかもしれません。
NHK 衆議院選挙2024 ボートマッチ
NHKの特設サイトです。
政策テーマを選んでアンケートに答えることで、候補者との考え方の一致度を数値で知ることができます。
自分が住んでいる選挙区を選んで回答できる点が便利です。
選挙ドットコム
イチニ株式会社が運営するサービスです。
政党マッチングや政策比較のほか、候補者に対してさまざまなテーマでアンケートを取り、その回答内容を確認することができます。
項目ごとに候補者の顔と吹き出しで比較できるようになっている点が、とてもわかりやすいです。
その他のマッチングサービス
そのほか以下の新聞社のサイトもおすすめです。
気になる政党・候補者に目星をつけたら、各政党・候補者の活動について、さらに詳しく調べてみましょう。
番外編:議員pedia
NPO法人のMielka(ミエルカ)が運営する国会議員をさまざまな角度から分析・可視化したツールです。
- 女性の国会議員はどれぐらいいるか?
- 40歳未満の若い議員は?
- 世襲議員は?
- 民間企業出身者は?
など、さまざまな角度で議員を分類し、可視化しています。
いろいろな視点から国会議員を見てみましょう。
選挙に行こう!
投票先は決まりましたか?
候補者がこれまで実際にどんな活動をしているかは調べましたか?
決まったら投票に行ってみましょう!
投開票日は10月27日(日)です。
当日に用事がある人は期日前投票を、進学や単身赴任などで住民票のある地域から離れて暮らしている人は不在者投票制度を利用して投票することができます。
不在者投票制度の流れ
上記リンクの「不在者投票制度について知ろう」から、不在者投票制度の流れを確認できます。
不在者投票は時間がかかる場合が多いので、早めに準備しましょう。
初めて投票に行く方は、投票所での流れも一緒に確認しておきましょう。
さあ、下の図を使ってイメージトレーニング!
「選挙のときだけ自由」
「イギリスの国民が自由であるのは選挙のときだけで、選挙が終われば奴隷になってしまう。」
これはルソーが著書『社会契約論』の中で述べた、当時のイギリスの議会政治に対する批判です。
この言葉は現代社会にも通じるのではないでしょうか。
選挙で最も大切なのは「選挙後」です。自分が投票した人が当選した場合でも、そうでない場合でも、その人の行動をよく見ておきましょう。
「公約は守っているだろうか…」「どのような活動をしているだろうか…」
政治家の普段の活動を見続けることが、選挙後も私たちが「自由」になれる一歩です。
自分なりによく考え、大切な一票を投じる先を決めましょう!