
参議院選挙、誰に投票する?
第27回参議院議員通常選挙が、7月3日に公示されました。
7月20日の投開票に向けて、誰に投票しようかな、どの党に投票しようかなと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
現代社会はSNSの発達もあり、多くの情報であふれています。メディア・リテラシーを身に付けないと、下のイラストのようなことに…

ということでこの記事では、投票先を決めるのに役立つサイトをまとめてみました!
何も考えずに投票所に行くのではなく、下調べをするだけで私たちの未来は変わってくるはずです。
参議院議員通常選挙について
投票先を考える前に、まずは参院選について少しおさらいしておきましょう。
参議院の定数は248人。解散はなく、3年ごとに半数が改選されます。
参院選では、①選挙区選挙と、②非拘束名簿式比例代表制が併用されています。
投票用紙も2枚ありますよ。
それぞれの投票用紙で、記入する事項が異なるので注意!

選挙区選挙
原則として都道府県単位で選挙区が設定されていますが、一部の県は合区です。
自分の選挙区の候補者の中から、一人を選んで個人名を記入します。
非拘束名簿式比例代表制
全国単位でおこなわれます。
候補者の個人名、または政党名のどちらかを記入します。
第27回参議院議員選挙 [2025年7月20日投票] | 選挙ドットコム
投票先を決めよう
さて、参院選の投票の流れを確認したところで、次は投票先を決めましょう!
といっても、各政党や候補者が掲げる公約を一つひとつ調べていくのはなかなか骨が折れます。
そこで、自分の考えと政党・候補者をマッチングするサイトをまとめてみました。
投票先を悩んでいる人は参考にしてみてください。
質問内容によりマッチング結果が異なったりするので、複数のマッチングサービスを比較してみるのも面白いかもしれません。
JAPAN CHOICE(運営:NPO法人Mielka)
「投票ナビ」
全15問の「かんたん投票」と、全68問の「じっくり投票」があります。「じっくり投票」では、政治の指向性を16タイプにAIが分析してくれます。

NHK
「 参議院選挙2025 NHKボートマッチ」
政党や候補者とのマッチングのほか、各候補者がアンケートに対してどのように回答したのかまでが確認できるため、候補者の考えを理解するのに役立ちます。
日本経済新聞
「あなたに近い政党は? 参議院選挙2025 VOTE MATCH」
【政党マッチング】参議院選挙、新手法のボートマッチ あなたに近い政党は? β版:日本経済新聞
仮想の政党A・Bの考えのうち、どちらの方が自分の考えに近いのかを5~20回繰り返し選んでいくことで、自分がどのような社会問題に対して重要視しているかを判定してくれます。
読売新聞
「読売新聞ボートマッチ 参院選選挙2025」
読売新聞ボートマッチ【参議院選挙2025】あなたの考えに近い政党は?
監修は早稲田大学の日野愛郎先生です。全20問の質問に対して、A・Bどちらの考え方に近いかを選んでいきます。
朝日新聞
「参院選ボートマッチ2025 あなたにマッチする政党は?」
政党・候補者マッチング | 参院選2025 朝日新聞ボートマッチ
東京大学の谷口将紀先生の研究室との共同運営です。全21問の質問に対して、どの程度賛成か、反対かを選んでいきます。
毎日新聞
「毎日新聞ボートマッチ 参院選 えらぼーと2025」
全25問の質問に答えることで、政党や候補者との一致度がわかります。
そのほかの参院選の情報収集に役立つサイト
NHK
「参議院選挙2025特設サイト」
NPO法人Mielka
「議員pedia」
選挙ドットコム
「参議院選挙2025特設サイト」
第27回参議院議員選挙 [2025年7月20日投票] | 選挙ドットコム
選挙に行こう!
投票先は決まりましたか?
候補者がこれまで実際にどんな活動をしているかは調べましたか?
決まったら投票に行ってみましょう!
投開票日は7月20日(日)です。
今回は3連休の中日にあたります。
当日に用事がある人は期日前投票を、進学や単身赴任などで住民票のある地域から離れて暮らしている人は不在者投票制度を利用して投票することができます。

不在者投票制度の流れ
上記リンクの「不在者投票制度について知ろう」から、不在者投票制度の流れを確認できます。
不在者投票は時間がかかる場合が多いので,早めに準備しましょう。
初めて投票に行く人は、投票所での流れも一緒に確認しておきましょう。
さあ、下の図を使ってイメージトレーニング!

「権利の上に眠るな」
最後に少し。
「権利の上に眠るな」。
これは女性参政権の獲得に向けて尽力した、市川房枝さんの有名なことばです。
私たちが選挙権をもっているのは、あたり前のことではありません。
先人たちが多くの苦労を重ねて、ようやく手に入れたものなのです。
自分なりによく考え、大切な一票を投じる先を決めましょう!